1990年に海邦福祉会が設立され、30年以上が経過しました。
私は2019年に理事長就任し、今、改めて法人の歴史に重みを感じています。

高志保園が開設された頃、私は中学生でした。
当たり前のように施設に出入りして遊んでましたが、なんでこの人たちは施設にいるんだろう？
施設じゃなくても生活出来そうなのに…という「違和感」が私の福祉との出会いです。

大学を卒業し、熊本県にある施設へ就職。
そこでは、施設から地域に生活を移し、イキイキと生活する方々を間近で見て「福祉」を教えて頂きました。

沖縄に戻り、教えて頂いた「福祉」を実践するため、施設で生活している方の中から、 地域で「生活出来そう」な方の地域移行に取り組みました。

中には行動障害により地域での生活が困難な方々がいますが、施設でも地域でも、知的に障がいを有した方々の 「楽しく生きる」事に寄り添い続ける事が私たち海邦福祉会の「福祉」と考えます。

その結果として地域が創られ、生き辛さがない世界につながる事を目指します。